今回の米議会議事堂占拠事件は極右と極左の両方が入り混じった国家転覆行為という見方に傾いている。要するに両成敗の可能性があるということ。左寄りのマスコミではQanon側の容疑者の話が多く流れている。その目的は公職者を拘束し、さらには…“制裁”を加える目的があったものとFBIは判断しているようだ。一部語句を省いた。一方逮捕された極左側のリーダーはかつてスピードスケートの選手だったことが分かっている。
米議会乱入、「公職者の拘束」が目的=検察当局
1/15(金) 16:58配信 ロイター
[ワシントン 14日 ロイター] – 米連邦検察当局は14日、トランプ大統領の支持者が先週、連邦議会議事堂に乱入した事件について、「公職者を拘束する」意図があったとの文書を裁判所に提出した。
連邦捜査局(FBI)の捜査によると、議事堂に乱入した極右陰謀論「Qアノン」信奉者、ジェイコブ・チャンスリー被告は、ペンス副大統領(上院議長)に「もう時間の問題だ。近く正義が訪れる」とのメモを残していた。
チャンスリー被告は、角のついた帽子をかぶった姿で上院の議長席に立っていた姿が撮影され、有名になった。
検察当局は「議事堂でのチャンスリー被告の言動を含め、乱入した人物が、連邦政府の公職者の拘束を目指していたことを示す強力な証拠がある」と主張した。
チャンスリー被告の弁護人のコメントは取れていない。同容疑者は15日に連邦裁判所に出廷する。
司法省は議会乱入事件に関連して、すでに80件以上の刑事訴追を行っている。
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トランプ支持者から正確な情報を入手しにくくなった
米議会議事堂襲撃事件があってからというもの、トランプサポーターや元トランピアンズ、日本の保守陣営が半分以上の情報を出さなくなってしまった。そのせいで状況を正確に把握することが難しくなっている。半分というのは冒頭で話したような極右勢力が何をしようとしていたかという部分で、実際藤原氏をはじめほとんどの保守勢力は極左BLMのリーダーのジョンサリバン容疑者の話ばかりをしていた。これではトランプが負ける確率がさらに上がってしまう。
というのも、FBIは議会占拠勢力が手錠とプラスチックの紐を持参していたことに注目しているらしい。手錠の話はほぼ誰もしていなかったが、要するにペロシ議長やサンダース議員、ペンス副大統領などを手錠で拘束して連れ去るか立てこもってしまえとでも考えていたんじゃないかということ。人質事件になる恐れがあった。未然に防げたからよかったものの、実現していれば今も事態が悪化していた可能性がある。恐ろしい話だ。
トランプが上院で有罪評決を受ける可能性
1/13(水) 12:22配信 Wedge
今回のテーマは、「トランプが上院で有罪評決を受ける可能性」です。ドナルド・トランプ米大統領は、結局1期で上下両院の多数派を失い、しかも自身も再選ができなかった大統領になります。その上、米国史上初の2回弾劾された大統領になる可能性が高くなりました。
では、上院で弾劾裁判が開催された場合、果たしてトランプ氏は有罪になるのでしょうか。本稿では、今回の米連邦議会議事堂乱入事件の目的について分析した後に、トランプ有罪評決の可能性について述べます。
なぜ手錠が必要だったのか?
1月6日に米連邦議会議事堂を襲撃したトランプ支持の暴徒は、建物のガラスを破り侵入して器物を損壊しました。ただ、捜査が進むにつれて議事堂乱入事件では済まされない状況になってきました。銃器、火炎瓶及び爆弾が発見されたからです。ジョー・バイデン次期大統領が指摘するように、正に「国内テロ」と言えそうです。
さらに、暴徒は手錠並びにプラスティック製の細いひもを用意していました。なぜ彼らは手錠と細いひもを必要としていたのでしょうか。
おそらく、「不正選挙」を認めないナンシー・ペロシ下院議長ら議会民主党指導部及び、バーニー・サンダース上院議員(無所属・東部バーモント州)を含んだ急進左派の議員を拉致する計画だったのでしょう。
選挙人を確定する上下両院合同会議の議長を務め、暴徒からトランプ大統領を裏切ったと見られているマイク・ペンス副大統領も拉致の対象になっていたかもしれません。トランプ大統領は、「ペンスには米国と憲法を守る勇気がなかった」と批判しました。
2020年米大統領選挙で武装した自警団ミリシアは、中西部ミシガン州のグレッチェン・ウイットマー知事(民主党)拉致未遂事件を起こしました。今回の議会議事堂乱入事件で、暴徒は同様のアプローチをとった可能性があります。米連邦捜査局(FBI)は以上の点を捜査しています。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/1fabc0b4afcc9bfa266d344d946bb8b5026db487
今までこうした話は有料部分で多く話すようにしてきたが、あまりにも大手ネットサイトであけすけに報道されてしまっていることから有料にする価値はもはやなくなりつつある。誰が、どの立場から、どう客観的に見ても、トランプは圧倒的に不利な立ち位置にいる。残された逃げ道はテキサス州を独立させてアメリカ共和国として建国させ、その国の初代大統領に就任するくらいのものだろう。このTEXITの件についてもあまりにあっさりと表沙汰になってしまったことから、何か落とし穴があるんじゃないかと疑っているところだ。
ワシントンD.C.の取り締まりに何を使うつもりか?
テレ朝特派員がさらに突っ込んだ記事を書いていた。この記事は一旦消されてしまったから圧力がかかったかと思ったが後に一部が修正されて復活した。2ページ目が特に重要で、暴徒鎮圧のためにワシントンD.C.警察が”ある兵器”を使用するんじゃないかとまで書かれている。こんな話もトランプ支持者からは絶対に出てこない。
米議会占拠事件の衝撃【2】なぜ国防総省は州兵の動員要請を6回も断ったのか?
1/15(金) 14:09配信 テレビ朝日系(ANN)
バイデン次期大統領の就任式を1月20日に控えるワシントンDC市内の雰囲気は、一変している。議会議事堂、最高裁判所、ホワイトハウスなどの重要防護施設周辺には、近隣州から動員された州兵たちが、検問所を設置して警備にあたる。
主要な交差点や道路にはコンクリートブロックが設置され、中心地への車の乗り入れ、駐車は禁止されている。人通りも、警備関係者のほかは時折、ジョギングの人が通りかかるくらいで、議会周辺は閑散としている。
近隣のレストランは、もともと新型コロナの影響で市当局が屋内飲食をすべて禁止していることもあって、営業しているところは少ない。
規制エリアだけなく、近接するエリアの駐車場もロックダウンされることになり、入庫中の車両は、規制解除まで動かせなくなった。今後は、規制エリア内の地下鉄の駅も閉鎖され、ワシントン名物の赤色のレンタサイクルのステーションも使用禁止となる。
周辺エリアも、車両の乗り入れ、駐車、地下鉄の閉鎖、はてはレンタサイクルまで禁止することで、移動手段を奪い、実質的に人が入って来ないようにしているのだ。
「生きてここを出られないと覚悟した」(民主党アレクサンドリア・オカシオ=コルテス下院議員)。襲撃があった議会議事堂には高さ2メートルのフェンスが取り囲むように設置されていた。
議会周辺の警備は、日を追うごとに強化されていて、次々に到着する大型バスが州兵を運び込んでいる。その数は最終的には2万人に膨れ上がる予定だ。議会の廊下や前庭では、非番の州兵たちが雑魚寝で休息をとるのが日常の風景となりつつある。
首都ワシントンはまるで要塞
新型コロナウイルスで低調だった市内のホテルも、政府機関から一気に200人分の宿泊予約が入ることがあるなど、降って湧いた特需で息を吹き返している。
市内には、州兵のほかに、FBI連邦捜査局、ATF取締局、近隣州の州警察、議会警察、公園警察、連邦保安官などの法執行機関の捜査官、特殊部隊が危機に備えている。いま、ワシントンは、さながら要塞のようだ。
警備にあたる州兵を取材しに議事堂周辺に行ってみると、ある変化に気づいた。
今月6日に投入された当初は、銃も警棒も盾も携行しない軽装備(というより丸腰)だったが、今では、自動小銃を携行していた。一部は防弾ベストも着用している。
当初は、自国民に銃を向けることを避ける配慮の方が優先されていたが、武装した極右団体がワシントン市内での集会を呼びかけている中、兵士の自己防衛を考えれば、ある程度の武装は止むを得ないー。そんな判断が働いているのだろうか。
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一方極左BLMのメンバーが議会占拠を煽ったという記事も見つかった。だが今のところ判明しているのは1人だけのようだ。それよりも米国では議会占拠勢力がすでにテロリストとみなされているという話の方がショッキングではある。
米議事堂乱入を煽ったのはBLMのメンバーと判明か
1/15(金) 16:01配信 JBpress
本項は、1月14日付拙稿「議事堂乱入でANTIFAの影を見抜いた日本人女性」の続編である。事実のみをシンプルに掲載したい。
米国東部時間1月14日、ブラック・ライブズ・マター(BLM)のアクティビストとされるジョン・アール・サリバン氏が、議事堂乱入事件で告訴された。関係者の話では、首謀者の一人という容疑もあるらしい。彼は、2020年5月にミネアポリスで起きたフロイド事件後に「黒人の暴動」という活動組織を作り、そこのリーダーも務めているとのことだ。
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■ 議事堂乱入の企てを知っていたFBI
裁判所に提出された資料によると、彼は割られた窓から議事堂に入り、35歳のアシュリー・バビッド氏が警官に撃たれたところにも居合わせたと供述している。我那覇氏の指摘している点(彼女が撃たれたことを利用して周囲を煽った)はまだ逮捕容疑には入っていないようであるものの、地元警察によれば、議事堂内のカメラには「多くの人間がここにいる。さあ行こう、これが我々だ。我々は共に行動したのだ。我々はみな、歴史の中にある。…」と言った姿が映っていた他、議事堂内にいた警官隊に、…「ふせろ、そうすれば安全だ」と言ったという話だ。
サリバン容疑者は、米連邦捜査局(FBI)の取調べに対して、デモ隊が議事堂に乱入することを事前に知っていたと語っているようだ。ちなみに、FBIも1月6日のトランプ演説以前の段階で、議事堂乱入が企てられているとの情報を得ていたことを発表しており、それが地元警察への連絡不備で実際の議事堂乱入を許してしまったことも明らかになっている。
AFPBBニュースが確認した写真に映っている人々はANTIFAでもBLMでもないのかもしれないが、BLMのメンバーは他にいたということだろう。
いずれにせよ、議会やメディアからテロリストと称される容疑者にBLMのメンバーが入っていたことが明らかになったのではないか。これを受けて、上院で開始される弾劾裁判はどうなるのだろうか。また真実は見えてくるのだろうか。
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