平成30年8月に大阪府警富田林署の接見室のアクリル板を壊して逃走し、加重逃走などの罪に問われた樋田淳也被告(32)が、懲役17年(求刑懲役18年)とした大阪地裁堺支部の判決を不服として控訴したことが10日、同支部への取材で分かった。9日付。
判決などによると、強制性交容疑などで逮捕、勾留された富田林署で30年8月12日夜、接見室で弁護士と面会後にアクリル板を金属製の枠から脱離させて逃走。その後、大阪府や香川県、愛媛県や山口県で自転車や食料品を盗むなどした。
樋田被告は加重逃走や強盗致傷の罪など計21件の事件で起訴され、同支部は20件を有罪とした。