神奈川県は14日、新型コロナウイルスの無症状者や軽症者向けの宿泊施設「湘南国際村センター」(同県葉山町)で療養中の感染者1人の個人情報が外部に流出したと発表した。県が感染者の搬送を委託している民間事業者が、センター近くのコンビニで業務完了を報告する書類をファクスした際、原本は持ち帰ったが送信記録を取り忘れた。
県によると、個人情報には感染者の氏名、住所、電話番号が含まれていた。コピー機の利用者が12日、持ち帰った書類に個人情報を含む書類が紛れていたと、県にメールを送り、発覚した。これまでに流出による被害は確認されていない。 県健康医療局の前田光哉局長は「関係者におわびしたい」と陳謝した。