中国、6月の輸出は2カ月ぶりプラス マスクや「巣ごもり」関連の輸出好調

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 【北京=三塚聖平】中国税関総署が14日発表した6月の貿易統計(ドル建て)によると、輸出は前年同月比0・5%増の2135億ドル(約22兆9千億円)だった。プラスは4月以来2カ月ぶり。新型コロナウイルス対策でマスクなどの防疫物資の輸出が大きく伸びたほか、ノートパソコンなど「巣ごもり消費」に関する産品も牽引(けんいん)したという。

 輸入は2・7%増の1671億ドルだった。輸出と輸入が同時に前年同月の水準を上回るのは昨年12月以来6カ月ぶり。中国では新型コロナの感染拡大に歯止めが掛かり、政府主導で経済活動再開が進んだことを反映した動きとみられる。

 一方、今年上期(1~6月)の累計では輸出が前年同期比6・2%減で、輸入は7・1%減だった。上期の米国からの輸入は4・8%減で、1~5月(7・6%減)からは改善したものの低迷が続く。米産品の購入拡大はトランプ米政権がこだわっており、対立が先鋭化する米中関係の火種になる可能性がある。

 税関総署の李魁文(りかいぶん)報道官は14日の記者会見で、世界での新型コロナ拡大や米中貿易摩擦の影響などを挙げて「今年後半の輸出入の状況は依然として複雑で厳しい」との見通しを示した。

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