昨年7月の参院選広島選挙区をめぐる買収事件で、公選法違反の罪で起訴された参院議員、河井案里被告(46)=広島選挙区=について、最高裁第2小法廷(三浦守裁判長)は、保釈を認めなかった東京地裁決定を不服とする弁護側の特別抗告を棄却する決定をした。20日付。4裁判官全員一致の結論。
東京地検特捜部は8日、前法相で衆院議員の夫、克行被告(57)=広島3区=と案里被告を起訴。両被告側は東京地裁に保釈請求したが地裁はいずれも退ける決定をした。案里被告側は決定を不服として準抗告したものの棄却され、最高裁に特別抗告していた。