梅雨が各地で異例の長さとなっている。既に九州、四国、中国、近畿、東海、関東甲信、北陸、東北南部は昨年や平年よりも梅雨明けが遅れ、東北北部も遅れる可能性がある。東日本や西日本では25日までの60日間の合計日照時間が平年を下回る場所が出ている。
梅雨の入り・明けは5日ほどの移行期があり、気象庁は中日を見極めて発表する。そのため日付に「ごろ」が付く。
気象庁によると、九州、中国、四国、近畿、東海、関東甲信、北陸、東北南部の明けは平年で7月14~25日ごろ。明けが遅いといわれた昨年でも24~25日ごろには明けていた。
一般的に梅雨は太平洋高気圧の勢力が強まり、前線が北に追われて衰退・消滅すると明け、夏になる。今年は太平洋高気圧の日本付近への張り出しが弱く、前線の北上が遅れている。