東京株午前、122円安 米中対立懸念で続落  





東京証券取引所=東京都中央区(桐原正道撮影)

 連休明け27日午前の東京株式市場の日経平均株価は続落し、下げ幅は一時300円を超えた。米中対立の激化で世界経済が悪影響を受けるとの懸念が強まった。新型コロナウイルスの感染拡大への警戒感や円高ドル安進行も重しとなった。

 午前終値は連休前の22日終値比122円31銭安の2万2629円30銭。

 米中は相互に総領事館の閉鎖を要求したり、ポンペオ米国務長官が中国の習近平国家主席を名指しで批判したりして「新冷戦」の様相が色濃くなった。世界で貿易の減少が続きかねないとの見方も広がった。24日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は下落した。

 新型コロナの感染者数は世界的に増加の一途で、国内では兵庫や福岡、熊本の各県で26日、1日に確認された人数として過去最多となった。



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