あおり運転3事件、全て認める 44歳男、強要と傷害の罪





送検のため、取手署を出る宮崎文夫容疑者(左)=昨年8月20日、茨城県取手市(古厩正樹撮影)

 茨城県守谷市の常磐自動車道で昨年8月に起きたあおり運転殴打など3つの事件で、強要と傷害の罪に問われた会社役員、宮崎文夫被告(44)の初公判が27日、水戸地裁(結城剛行裁判長)で開かれた。被告は「間違いありません」と起訴内容を全面的に認め、弁護側も「公訴事実に争いはない」と述べた。

 法律上の明確な定義がなかったあおり運転を「妨害運転」と規定し厳罰化した改正道交法施行前で、異例の強要罪を適用した事件。争点は量刑となる。検察側の求刑や地裁の判断が注目される。

 検察側は冒陳陳述で、3事件はいずれも、被害者の車が進路妨害したと感じた被告が「腹を立てて犯行に及んだ」と主張した。



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