俳優のディーン・フジオカさんが、先日放送されたMBS「明石家電視台」に出演し、自身の健康状態について重要な告白をしました。長年グルテンフリーを実践していることで知られるディーンさんですが、今回、自身がセリアック病という疾患を抱えていることを初めて明らかにしました。これは単なるアレルギーではなく、グルテンに対する重度な反応を伴う自己免疫疾患です。
セリアック病の症状とグルテン除去の効果
番組内でディーンさんは、「そもそも、セリアック病なんです」と語り、これがグルテンアレルギーの中でも最も重度な症状を引き起こすと説明しました。具体的には、小麦などのグルテンを含む食品を摂取すると、肌荒れや、脳が正常に機能しなくなるといった影響が出ると述べました。自身の体を守るために、厳格なグルテン除去食を実践してきた背景を明かしました。
MBS「明石家電視台」出演時の俳優ディーン・フジオカ氏の写真 セリアック病について語る
グルテンを完全に除去した生活について、ディーンさんは「自分は(グルテンを)抜いて、全く違う人生になりました。全然違いますね」と、その劇的な変化を強調しました。さらに、「自分のスペックが1個ギアが上がる、みたいな」と表現し、特に記憶力などが以前と比べて格段に向上したことを語りました。食事療法が自身のパフォーマンスに多大な影響を与えたことが伺えます。
セリアック病とは?
セリアック病は、小麦、大麦、ライ麦などに含まれるタンパク質であるグルテンに対する自己免疫疾患です。グルテンを摂取すると、小腸の粘膜に炎症が生じ、栄養素の吸収を妨げます。この炎症は、単に腹痛や下痢だけでなく、体重減少、栄養失調、さらには抑うつなどの様々な全身症状を引き起こす可能性があるとされています。ディーンさんの経験は、この病気の多様な症状を示す一例とも言えるでしょう。
まとめ
今回のディーンさんの告白は、セリアック病という疾患の認知度を高めるとともに、個人の健康と食生活の関係について改めて考えるきっかけとなるでしょう。公の場で自身の病気を語ることで、同じような悩みを抱える人々への理解や支援につながる可能性を秘めています。