【AFP=時事】仏パリ郊外で16日、男性教師が学校近くで首を切断されて殺害された事件で、当局は未成年者1人を含む4人の身柄を拘束した。司法筋が17日早朝、AFPに明らかにした。
【写真】授業でムハンマド風刺画見せた教師の首切断 事件現場付近
拘束された4人はいずれも、警察により射殺された容疑者の男の関係者とされる。司法筋によると、容疑者の所持品から発見された身分証には、2002年にロシア・モスクワに生まれたと記されていた。捜査当局は、正式な身元確認を行っている。
警察は、教師の頭部の写真をツイッター(Twitter)に投稿した後に凍結されたアカウントを捜査していると発表。エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領を脅迫し、同氏は「異教徒の指導者」だと非難する内容の投稿については、容疑者によるものかどうかはまだ不明だという。
事件を受け、仏議会は16日の審議を中止。ユーグ・ランソン(Hugues Renson)副議長は動揺を隠せない様子で、男性教師への攻撃について「言語道断」だと批判した。マクロン大統領は事件について、「イスラム過激派のテロ攻撃」との見解を示している。【翻訳編集】 AFPBB News