強制わいせつ問題で立憲民主党を離党し無所属となった初鹿明博衆院議員(比例代表東京ブロック)は22日、衆院に辞職願を提出した。
【国会議員情報】初鹿 明博(はつしか あきひろ)氏
この後、衆院議員会館で記者会見し、「相手や支援者、有権者、立憲民主党へのけじめとして議員辞職する」と説明した。
初鹿氏は「これからも政治活動を続ける」としつつ、次期衆院選については「全く決めていない」と述べるにとどめた。
警視庁は昨年12月、初鹿氏が2015年5月にわいせつな行為をした疑いがあるとして書類送検。これを受けて、初鹿氏は立憲を離党した。東京地検は9月、初鹿氏を不起訴処分としていた。
初鹿氏は東京都議などを経て、09年の衆院選で東京16区に旧民主党から出馬し初当選。15年5月当時は旧維新の党に所属していた。立憲は既に次期衆院選の東京16区に新人候補の擁立を決めている。
初鹿氏の議員辞職が許可された場合、17年衆院選比例代表名簿に従い、立憲の新人・松尾明弘氏(45)が繰り上げ当選となる見通し。