「Go To イート」食事券、用紙が足らず…各地で発券できず

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「Go To イート」食事券、用紙が足らず…各地で発券できず

 コロナ禍で打撃を受けた飲食店を支援する政府の「Go To イート」事業のプレミアム付き食事券をめぐり、12府県で発券を請け負うコンビニエンスストア「ファミリーマート(ファミマ)」でプリンターの用紙切れにより、発券できないトラブルが相次いでいる。このうち京都府内では、10月末から発券を一時中止。食事券を見越して飲食店を予約していた人からは、恨み節も上がる。(秋山紀浩)

【図】「Go To イート」の主なポイント

 《現在発券を中止しております》。京都市内のファミマでは、発券中止を伝える紙がレジや店頭などに張りだされている。

 食事券は都道府県単位で発行され、その地域内で使用可能。購入額に25%が上乗せされた金額が実際の支払いで使用できる。10月14日から京都や大阪、奈良など12府県では、インターネットで予約後、ファミマで順次受け取りが始まっていた。

 ところが京都府内では、同28日午前に府内店舗の約8割で用紙切れが相次いで報告され、午後3時には全330店舗での発券を停止した。

 「週末に使おうと楽しみにしていたのに、計画が狂った」。不満を口にするのは、発券できずにいる京都市の女性会社員(43)。年末に向けて“イート効果”に期待する京都市内の洋食店の女性(33)は「すでに食事券を使う客もいるが、まだごく一部。早く復旧してもらわないと困る」と話す。

 用紙切れは他府県でも発生している。大阪府のほか奈良、福井、熊本各県でも発券中止の店舗が相次ぎ、広島県では4日現在、県内全域で中止している。

 地域によって発券枚数は異なるが、京都府では1冊4千円で5千円分の食事券を受け取ることができる。1冊は千円券3枚と500円券4枚つづりで、1度に5冊まで購入できる。音楽チケットなどに比べ発券枚数は多く、「京都Go To Eat事務局」も「ファミマ側も必要な用紙の数は把握していたはず」と、見通しの甘さを指摘する。

 ファミマ広報部は「想定を上回る発券があったため、用紙がなくなった」と釈明する。チケットを印刷するロール紙は一定数を確保していたが、一部地域の店舗に発券が集中したことが原因という。ロール紙は偽造防止加工が施された特殊なもので、発券再開には時間がかかる見込み。

 京都府ではすでに80万冊販売。予約受け付け開始から短時間で完売するなど人気は高く、他府県でも売れ行きは好調だ。ただ、発券が遅れると飲食店での利用にも影響が出て、取り組みにも水を差しかねない。ある自治体の事務局担当者は「トラブルが続発すれば食事券の買い控えにつながり、効果を待つ飲食店の失望も大きくなる。これだけ注目されているのだから、『(ファミマ側に)想定しといてよ』というのが本音だ」とこぼした。

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