羽生九段、豊島二冠に逆転負け 竜王戦


羽生九段、豊島二冠に逆転負け 竜王戦

京都市の世界遺産・仁和寺で行われていた、将棋の竜王戦七番勝負の第3局で、タイトル獲得通算100期を目指す羽生善治九段(50)は終盤で竜王の豊島将之二冠(30)に逆転され敗れました。

七番勝負での成績を2勝1敗とした豊島二冠は、タイトル初防衛まであと2勝と迫っています。

京都市の世界遺産・仁和寺で7日から行われていた、竜王戦七番勝負の第3局は、8日午前9時頃、羽生善治九段が7日に行った「封じ手」を開封して再開されました。

長く将棋界を牽引し、50歳になった羽生九段は、今期の竜王戦で通算100期目のタイトル獲得がかかっています。

難しい局面のまま終盤を迎え、豊島二冠がリードし、その後、羽生九段に形勢が傾いたとみられていましたが、豊島二冠の粘りで羽生九段のミスを誘ったか、さらに豊島二冠が逆転し、午後7時51分、172手で羽生九段が投了し、豊島二冠が勝利しました。

羽生九段は対局後、「終盤は何か(勝つ手段が)あったかもしれないですけど、ちょっとわからないですね」と語りました。

7回の対局で先に4回勝利した方が竜王となる竜王戦七番勝負。現在、豊島二冠が2勝、羽生九段が1勝と、タイトル初防衛のかかる豊島二冠が1歩リードしています。

第4局は今月12日と13日に福島市で行われます。

写真提供:日本将棋連盟



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