大韓航空が来年1月から国際線航空便の航空券を購入する時、追加料金を納めて非常口の座席などを先行獲得できるようにする「事前座席配分」をすると明らかにした。
7日、大韓航空はホームページを通じて来年1月14日の国際線航空便から一般席のうち一部座席配分を有料に切り替えると公示した。
追加料金を通じて先行獲得できる座席は、一般座席より足がゆったりと伸ばせる空間が広い「エクストラ・レッグルーム」と一般席前面に配置されて乗下車が便利な前方選好座席だ。「エクストラ・レッグルーム」は非常口の座席と一番前の座席を意味する。
大韓航空はエクストラ・レッグルームを事前購入する客には非常口の資格条件など留意事項の案内後、乗客同意および条件充足時にのみ座席を配分する方針だ。
該当の座席を除いた一般座席は従来通り無料配分される。交通弱者(障がい者・妊婦)は専用座席を、乳児と一緒の乗客は乳児用座席を無料で利用することができる。
事前有料座席は2万~15万ウォン(約1920~14420円)の追加料金を支払った後で先行獲得することができる。
エクストラ・レッグルームの追加料金は韓国出発区間の場合は3万~15万ウォン、海外出発の場合は30~150ドルだ。前方選好座席は韓国出発と海外出発それぞれ2万~7万ウォン、20~70ドルだ。
大韓航空はアシアナ航空統合以降も料金の引き上げはないと強調したが、事実上、一般席との差別制を通した料金引き上げを先行して実施したという指摘だ。
ただし、大韓航空はすべての一般座席に追加料金が課されるわけではなく、一部座席にのみ適用され、他の航空会社も施行しているので料金の引き上げではないという立場だ。
大韓航空関係者は「昨年から該当サービスの導入を検討し、新型コロナの余波で実施時期が先送りになっていた」としながら「ホームページの改編に合わせて制度を実施する」と説明した。
一方、デルタ航空、エールフランス、ルフトハンザなど海外航空会社やアシアナ航空、ジンエアー、チェジュ航空などの国内航空会社はすでに事前座席有料制を実施中だ。