
[ジャカルタ 8日 ロイター] – インドネシア国営製薬会社ビオ・ファルマは8日、中国科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)が開発した新型コロナウイルスワクチンについて、有効率が最大97%に達したとの暫定的な臨床試験結果を発表した。
会見したビオ・ファルマの広報担当者は、暫定結果が最終段階の臨床試験によるものかどうかは明らかにしなかったが、その後、同社の別の広報担当はロイターに対し、第3相臨床試験について現在も有効性に関するデータを収集していると述べた。
シノバックの広報担当は8日、第3相臨床試験の有効性のデータはまだ受け取っていないと述べた。
ブラジルでシノバックのワクチンの第3相臨床試験を行っているブタンタン研究所バイオメディカルセンターは先週、シノバックが15日までに臨床試験に伴う有効性結果を公表する見通しだと述べた。