〈紀子さまはピンクのワンピースで…〉「結婚相手が彼女だったらいいな」秋篠宮ご夫妻の結婚に両家が抱いていた“知られざる思い”


【実際の写真】「ピンクのワンピース姿で…」結婚当日の朝、家族とあいさつを交わす紀子さま

 秋篠宮さまの貴重な肉声をつづった『秋篠宮』(2022年/小学館)などの著書をもつ、ジャーナリストの江森敬治氏が寄稿した。(全2回の1回目/ 続き を読む)

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大学で出会い、家族ぐるみで交流しながら愛情を深めた

 1985年5月、学習院大学法学部2年生の秋篠宮さまは、文学部に入学したばかりの紀子さまと大学構内の書店で初めて出会った。紀子さまの父親は学習院大学名誉教授の川嶋辰彦さん(故人)で、秋篠宮さまは既に面識があった。

 また、辰彦さんは、上皇さまがOBである馬術部の顧問を務めていた。こうした関係で、秋篠宮さまの両親の上皇ご夫妻と辰彦さんは以前からの知り合いでもあった。親同士面識があったことが、その後の2人の交際に大きなプラスとなった。

 秋篠宮さまは、紀子さまと出会ってすぐ、当時、家族で暮らしていた東宮御所に彼女を招き、上皇ご夫妻に紹介した。それから、紀子さまは東宮御所を度々、訪問し、上皇さまや上皇后さまと一緒にテニスを楽しんだり、懇談したりして交流を深めていった。

 上皇ご夫妻は、紀子さまに親しみを感じたようで、「キコちゃん」と呼んでとてもかわいがった。紀子さまは、秋篠宮さまと彼の小学校時代の友人たちを中心にして作った、大学サークル「自然文化研究会」に入会した。2人は仲間と一緒に全国各地を訪れながら、着実に愛情を深めた。

 1986年6月26日夕方、学習院大学近くの交差点で秋篠宮さまは、紀子さまにプロポーズした。初めて出会ってから1年余のことだった。翌27日、秋篠宮さまはプロポーズしたことを上皇ご夫妻に報告したが、ご夫妻が驚いた様子はなかったらしい。このあたりの事情を秋篠宮さまは、周囲に次のように説明している。



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