[東京 10日 ロイター] – 加藤勝信官房長官は10日午後の会見で、新型コロナウイルスの感染に関して東京都内で新たに602人が確認されたことに関し、最大限の警戒が必要であるとの見解を示した。その上で東京都の対応を支援していくと述べた。
加藤勝信官房長官は「602人は過去最多であり、1週間の移動平均も450人を超え、最大限の警戒が必要。危機感を持って対応していく」と語った。東京都の取り組みをしっかり支援してくとの方針も改めて示した。ただ、今後の具体的な対応策については言及を避けた。
北海道旭川市では、大規模病院でのクラスター発生などにより医療体制が崩壊の危機にあるとの報道も出ているが、加藤官房長官は旭川市がステージ3相当と判断されているわけではないと指摘。「GoToトラベル」の対象から外さないのかとの質問には、北海道から除外要請が来ていないと述べ、当面は除外の判断を下さないとの姿勢をにじませた。
(田巻一彦)