台湾半導体メディアテック、7-9月期AP市場「サプライズ」1位…サムスンは4%p下落


前年同期比今年7-9月期の全世界AP市場シェア変動。[写真 カウンターポイントリサーチ]
前年同期比今年7-9月期の全世界AP市場シェア変動。[写真 カウンターポイントリサーチ]

台湾半導体のメディアテックが米クアルコムを抜いて7-9月期の世界アプリケーション・プロセッサ(AP)市場で首位に立ち、「サプライズ」を演出した。サムスン電子は主要APメーカーのうち前年同期比シェア下落が最大だった。APはスマートフォンの頭脳役を果たす核心チップセットだ。

25日、市場調査機関「カウンターポイント・リサーチ」によると、メディアテックは今年7-9月期AP市場でシェア31%で過去始めて首位を占めた。シェアは前年同期比5%ポイント上昇した。カウンターポイント・リサーチは「メディアテックは低価格(100~250ドル)スマートフォン市場や中国およびインド、中南米のような地域で成長して最大のスマートフォン・チップセット供給企業になった」と明らかにした。続いて「TSMCが製作した安価なメディアテックチップセットはスマートフォンメーカーの立場ではファーウェイ(華為)不在による空白を素早く埋めることができる最初のオプションだった」と分析した。

クアルコムは前年同期比2%ポイント下落した29%で2位におされた。だが、5Gスマートフォンだけをみるとシェア39%で市場を主導した。カウンターポイント・リサーチは「10-12月期に発売されたスマートフォンの3分の1が5Gをサポートしていると推定される」とし「クアルコムが10-12月期に1位を奪還する可能性が高い」と見通した。

一方、サムスン電子の市場シェアは前年同期比4%ポイント下落し、中国ハイシリコンや米アップルと並ぶ12%にとどまった。同期間、アップルは1%ポイント上昇し、ハイシリコンには変動がなかった。



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