ANA、機材繰り難航続く中2025年度ボーイング機受領へ – エンジン点検問題も長期化

全日本空輸(ANA)は2025年度中に米ボーイングから4機を受領するが、機材繰りは厳しさを増している。納入遅延とエンジン点検長期化が要因だ。

滑走路を走行するANAの旅客機。ボーイング機受領とエンジン点検問題が機材繰りに影響。滑走路を走行するANAの旅客機。ボーイング機受領とエンジン点検問題が機材繰りに影響。

新機材導入と拡大計画

ANAは2025年度中にボーイングB787型機3機とB737-8型機1機を受領する。2030年度には保有機材を320機へ(2023年比1.5倍)、今年2月には77機を発注済みだ。

エンジン点検問題と影響

足元の機材繰り緊迫の主な原因は、米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)製エンジンの点検問題だ。ANAのA320neo11機、A321neo22機(計33機)が対象で、半導体不足などで工期が延び、非稼働機発生は2027年度まで見込まれる。

ANAの需要対応策

ANAは、退役予定のB777型機などの既存機退役時期を遅らせ対応。リース中のA321neo2機とA320ceo4機もリース期間を延長し、旅客需要に応える。

ANAは機材繰りの厳しい状況下、新機材導入と既存機活用で需要に対応し、長期的な機材拡充を目指す。

出典: https://news.yahoo.co.jp/articles/b8ec18ff4a5e75d9037132ca309eb7faf84b2857