韓国主要グループCEOの新年辞で見る2021年のキーワード

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サムスン電子の李在鎔副会長が4日に平沢第2工場を訪れ新年の業務を開始した。
サムスン電子の李在鎔副会長が4日に平沢第2工場を訪れ新年の業務を開始した。

新年を迎え主要グループオーナーが4日、一斉に新年辞を出し経営活動に入った。新型コロナウイルスの高波の中で各企業オーナーはいずれも「不確実性」を最大リスク要因に挙げた。これに対する突破口としては「顧客」と「ESG(環境・社会・支配構造)」「新事業に対する挑戦」「変化・革新」などを強調した。多くの企業は新型コロナウイルスの余波で仕事始め式をオンラインに変え、オーナーらは映像にマスクをして現れる異色な場面を演出した。

昨年に続き今年もサムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長の新年辞はなかった。李副会長は代わりに新年の仕事始めのこの日、ファウンドリー(半導体委託生産)工場であるサムスン電子平沢(ピョンテク)第2工場を訪れた。協力企業代表らとともにファウンドリー生産設備搬入式に参加した後、李副会長は「新年を迎え新しいサムスンに跳躍しよう。一緒にやれば未来を開くことができる。サムスン電子と協力会社、学界、研究機関が協力して健康な生態系を作り、システム半導体でも神話を作ろう」と強調した。

サムスン電子の金奇南(キム・ギナム)副会長は新年辞で「顧客を中心に置いた挑戦と革新」を強調した。金副会長はオンラインで開かれた仕事始め式で「新型コロナウイルスにより社会・経済全般の変化が促進されている」と話した。サムスンは毎年京畿道水原(キョンギド・スウォン)にあるサムスンデジタルシティで仕事始め式を開いたが、今年は非対面で行った。金副会長は「顧客を最も中心に置いて顧客経験と顧客価値を高めなければならない。次世代新成長分野を体系的に育成し、10年後を見通して新しい準備をしよう」と呼び掛けた。

現代自動車グループは3日に発生した蔚山(ウルサン)工場の協力企業従業員の死亡事故を受けこの日午前に予定されていた新年会を急遽中止した。昨年10月の鄭義宣(チョン・ウィソン)会長の就任後に役員社員を対象にした初めての仕事始め式が中止されたのだ。ただ鄭会長は役員社員に送った電子メールでの新年メッセージを通じ、「2021年は新成長動力への大転換を成し遂げる1年にならなければならない」と強調した。彼は「今年は未来成長を決定づける重要な変曲点。新しい時代のファーストムーバ-(市場先導者)になるための万全の準備をしなければならない」と話した。前日の死亡事故と関連しては「今後残念な事故が発生しないようあらゆる手段を動員して安全な環境作りと安全事故予防に総力を挙げたい」と明らかにした。

SKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長は1日の新年のあいさつで「新たな企業家精神を通じた顧客中心経営」を強調した。崔会長は、「SKが成長したのは社会が許諾した機会と応援のおかげ。企業が受けた恩と激励に報いるにはつたなく足りないが、こうした反省から企業の役割を考え直すことになった」と明らかにした。特に彼は「気候変動やパンデミックのような大災害は社会の最も弱いところを先に倒し、こうした問題から企業も自由になれない。社会と共感して問題をともに解決しなければならない」と強調した。

LGの具光謨(ク・グァンモ)代表はデジタル映像で制作した「LG2021新年の手紙」に出演し、「顧客が感動し熱狂する時まで絶対妥協しない。顧客をLGファンにしよう」とした。昨年の新年辞で「顧客の不平に集中し小さな意見と小さな声も見逃さないようにしよう」と話した具代表は今年「顧客をさらに細かく理解し、顧客の胸中の熱望を探さなければならない」と伝えた。特に彼は「人工知能(AI)とビッグデータなどデジタル技術を活用し顧客インサイトを製品とサービスに反映する方法を考えなさい」と注文した。

ロッテグループの辛東彬(シン・ドンビン、重光昭夫)会長は新年辞で「顧客と社会から受けた信頼を大切に守っていき、長い観点で環境との調和が取れた成長を追求しなければならない」と強調した。

続けて「スタートアップをはじめとする多様なパートナーと境界を崩して疎通し、互いに信頼できる協業生態系を作っていこう」と述べた。彼は「このためには経済回復を主導するという能動的で自発的な姿勢が必要だ。強力な実行力を基にしたシナジー創出」を強調した。

ハンファグループの金升淵(キム・スンヨン)会長は「今後2~3年は産業全般の地形が変化する不確実性の時間になるだろう。社会経済的価値を創出する持続可能経営をグローバル水準に強化しなければならない」と話した。金会長は「ESGを強化していくと同時にわれわれの経営活動面で持続可能性を高める方向で戦略をまとめて実行しなければならない」と強調した。

GSグループの許兌秀(ホ・テス)会長は「顧客の変化とニーズからすべての事業が始まるという顧客中心思考を確立しなければならない。変化に適応する組織構築に向け業務方式を改善してほしい」と求めた。彼は「デジタル能力強化と親環境経営で新事業発掘に邁進しなければならない」と話した。新世界グループの鄭溶鎮(チョン・ヨンジン)副会長は「ペストが欧州を襲って過ぎ去った後にルネッサンスという華麗な花が咲いた。現在の危機の中で新たな機会を見つけ出し、10年、20年と持続成長を遂げられるよう構図を変える大胆な思考で挑戦してほしい」と呼び掛けた。KTグループの具鉉謨(ク・ヒョンモ)代表は顧客中心思考と働き方の変化を強調し、LSグループの具滋烈(ク・ジャヨル)会長は現金創出を経営の最優先順位に置くと明らかにした。

全国経済人連合会のユ・ファンイク企業政策室長は「企業オーナーと最高経営責任者(CEO)が顧客中心経営など体質変化を通じて新型コロナウイルス危機を克服するという意志を新年辞を通じて見せてくれた。厳しい環境に置かれた企業が危機から抜け出せるよう政界と政府の認識転換がいつになく切実な新年だ」と話した。

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