李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長が6日、セット部門社長団とソウル牛眠洞(ウミョンドン)のサムスンリサーチを訪問した。 [写真=サムスン電子]
李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長が6日、ソウル瑞草区牛眠洞(ソチョグ・ウミョンドン)にあるサムスンリサーチセンターを訪れた。ここで李副会長はセット(完成品)部門社長団会議を開き、第6世代(6G)通信技術と人工知能(AI)研究開発現況などを点検した。
この日の会議にはキム・ヒョンソク消費者家電(CE)部門長、高東真(コ・ドンジン)IT・モバイル(IM)部門長、チェ・ユンホ経営支援室長、セバスチャン・スン・サムスンリサーチ研究所長らが出席した。
李副会長は次世代通信技術の研究経過、サーバー用技術確保現況、AI技術の製品適用などに関する報告を受けた。李副会長は「未来の技術の確保は生存の問題」とし「変化を読んで未来を先取りしよう」と述べた。続いて「会社の価値を高め、社会に寄与することに専念しよう」とし「トップ企業として数十倍、数百倍の責任感を持ってほしい」と強調した。
サムスンリサーチはサムスン電子の未来の技術を研究する前哨基地。傘下にグローバルAIセンター、次世代通信研究センター、ソフトウェア革新センターなどがある。スン所長は米ハーバード大物理学博士出身で、プリンストン大脳科学研究所とコンピューター工学科の教授を務めた。
現在、サムスンリサーチではAIを取り入れたスマートフォン・テレビ・家電製品と6G通信の核心技術に関する研究を進めている。業界では、2028年ごろ6Gの商用化に入り、2030年に本格的なサービスが始まるとみている。
李副会長は4日、京畿道平沢(ピョンテク)工場のファウンドリー(半導体委託生産)設備搬入式に出席した。5日には京畿道水原事業場でネットワーク装備の生産ラインを点検した。続いてグローバル技術センター(GTC)で生産技術革新会議を開いた。