韓国、「素材・部品・装備の独立」に8866億ウォン投じてR&D課題公募


K-9自走砲エンジン・エンジン制御部品。[写真 韓国産業通商資源部]
K-9自走砲エンジン・エンジン制御部品。[写真 韓国産業通商資源部]

韓国政府が新たな素材・部品・装備(素部装)の技術発掘に乗り出す。日本の輸出規制によって触発された関連業界の危機を克服し、グローバルサプライチェーン再編に先制的に対応するためだと説明している。

産業通商資源部は素材・部品技術開発事業で新規研究開発(R&D)支援課題(181件)の1回目の公募を行うと31日、明らかにした。今年の関連予算〔8866億ウォン(831億円)〕のうち1950億ウォンを今回の公募課題で支援する。

産業部はグローバル素部装サプライチェーン強化(91件の課題)に1005億ウォンを投じる。炭素中立など素部装のエコ化(60件の課題)には608億ウォンを投資する。「バイオマス」(有機性廃棄物)を基盤としたエコタイヤ、消費電力量を低減するインク材料などの技術を開発するためだ。産業部は▼エコタイヤの世界市場シェア5%を確保し、売上77億ドルを引き上げて▼低電力・環境負荷低減インク素材では、売上1兆ウォン以上を達成する--という目標を掲げている。

再生可能エネルギー素材・部品の国産化(24件)には242億ウォンを投じる。産業部は現在42%の水素充電器用核心部品の国産化率を2030年まで100%に引き上げる計画だ。防衛産業関連の素部装国産化(6件)には94億ウォンを支援する。K-9自走砲用エンジンやエンジン制御部品の技術開発などだ。

産業部は昨年の需要調査で受理した2233件を中心に、分野別技術委員会や産業界・学界・研究院などの評価を経て支援課題を選定したと説明した。来月4日までに韓国産業技術評価管理院のホームページで技術開発支援課題の事業計画書を受け付ける。その後、専門家評価などを経て4月に主管機関を選定する予定だ。



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