
韓国とスイスの国旗。中央フォト
韓国とスイスが11兆ウォン(約1兆円)規模の通貨スワップ契約を2026年3月まで延長することにした。
韓国銀行は1日、スイス中央銀行と通貨スワップ延長契約を締結したと明らかにした。契約規模は従来と同じ100億スイスフラン(1兆1730億円)だ。契約期間は従来の3年から5年に伸びた。これに伴い、今回の通貨スワップ契約は2026年3月に満了する。
また、既存の通貨スワップの目的である「両国間の金融協力強化」に加えて「金融市場の機能活性化」が追加され、契約目的ももう少し包括的になった。
韓国銀行は「スイスは6つの基軸通貨国(米国・ユーロ地域・英国・カナダ・スイス・日本)の一つ」とし「通貨スワップの契約更新で金融危機時に活用可能な外国為替部門のセーフティーネットが強化されたものと評価する」と明らかにした。
通貨スワップは自国の通貨を相手国に預けた後、非常の場合に事前に策定された為替レートで相手国の通貨を借入れることができるように約束する契約だ。金融危機などが発生して外貨資金を急遽(きゅうきょ)調達しなければならない場合に利用することができるため、「外国為替市場のセーフティーネット」と呼ばれている。
韓国はこの日を基準に8カ国(米国・カナダ・スイス・中国・オーストラリア・マレーシア・インドネシア・アラブ首長国連邦)と二国間通貨スワップ契約を結んでいる。これとは別に韓国は多国間通貨スワップである「チェンマイイニシアチブ(CMIM)」も締結した状態だ。CMIMには「東南アジア諸国連合(ASEAN)+3(韓日中)」の13カ国が所属している。
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