サムスン電子が1-3月期の全世界スマートフォン市場で出荷量基準で1位を守ったが、5世代(5G)スマートフォンの販売量や売り上げでは競争会社に先を越されたことが分かった。
2日、市場調査会社であるカウンターポイント社によると、サムスン電子は1-3月期の出荷量7680万台で、市場シェア1位(21.7%)を占めた。アップル(16.8%)とシャオミ(小米科技、13.7%)、OPPO(10.7%)、VIVO(10%)が後に続いた。だが、1-3月期の売り上げ基準で市場1位はシェア42%を占めたアップルだ。
サムスン電子は17.5%に大きく後退した。特に、サムスン電子の1-3月期の売り上げ基準でシェアは有力ブランドのうち唯一前年同期比2.6%ポイント減少した。アップルは同じ期間に7.6%ポイント増加した。OPPO(24%p)、VIVO(2.5%p)、シャオミ(1.9%p)などもシェアが増えた。
サムスン電子は5Gスマートフォン市場でも振るわなかった。ストラテジー・アナリティクス(SA)によると、1-3月期の世界5Gスマートフォン市場シェア(出荷量基準) 1位は30.2%(4040万台)を占めたアップルだ。2位はOPPO(16%・2150万台)、3位はVIVO(14.5%・1940万台)だ。サムスン電子は1700万台を出荷して4位(12.7%)にとどまった。昨年1-3月期に1位(34.6%)からわずか1年で4位にリードされた。SAは「アップルのiPhone12が中国・欧州・米国で大きな人気を得ており、中国内の5G需要はファーウェイ(華為技術)の代わりにOPPO・VIVO・シャオミが分け合った」と分析した。ハンファ投資証券のイ・スンハク・アナリストは「(サムスン電子は)直ちに4-6月期に(中低価格携帯)Galaxy Aシリーズの割合が高まり、平均販売単価が下落して営業利益も振るわなくなるだろう」と見通した。