米韓首脳会談以降、韓国へのTHAAD機材搬入の流れが加速している。だが専門家によればこれは基地内の生活環境改善のためであり、正式配備には至らないだろうという話だ。もし正式配備をすれば中国の習近平主席の訪韓を妨害するからだという。やはり韓国は中国の属国になる意向を優先するようだ。
THAAD基地、物資搬入加速 米不満受け、地元対策も 韓国
5/30(日) 7:09配信 時事通信
【ソウル時事】韓国南部・星州にある在韓米軍の迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」基地に、反対派住民らを強制排除して物資を搬入する動きが加速している。
米軍の強い不満を受けた措置で、韓国国防省は地元対策も本格化。一部では中国の反発が予想される「正式配備」の布石ではないかとの観測も出始めた。
THAADは2017年に配備されたが、反対運動で生活必需品や施設整備用の資材などの陸路による搬入が進まず、基地内の約400人は劣悪な生活を強いられている。国防省と在韓米軍は昨年後半以降、搬入を本格化。月1回程度だったのが、5月は27日までに5回搬入し、今後は週2回のペースで行う方針だ。
動きが加速した背景には、3月に訪韓したオースティン米国防長官が基地の劣悪な環境について「受け入れられない」と強い不満を示したことがある。5月21日の米韓首脳会談をはさんで搬入が急増し「露骨な対米アピール」という声も聞かれる。
17年のTHAAD配備の際は、システムの一部を構成するレーダーで監視されるとして猛反発した中国が、韓国に経済報復措置を取った。そのため、現在も「暫定配備」の位置付けで、「正式配備」の前提になる環境影響評価も進んでいない。
韓国は中国の習近平国家主席の訪韓を希望しており、専門家は「正式配備すれば中国の猛反発は必至。生活環境を改善するだけだろう」と指摘する。一方で、国防省は24日、地元の星州郡との協議会を初開催。報道によると、地元側から高速道路建設などの要望が出たという。米国は正式配備したいのが本音とみられ、「地元振興策と引き換えに正式配備する可能性がある」(外交筋)という見方も出ている。
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韓国政府は正式配備のつもりはないが…反対派の妙な動き
こうした韓国側の動きはある程度想定されていたが、明確に”正式配備のつもりはない”という見解が出てきたのはこれが初めてだと思われる。数年前のTHAAD報復を覚えている人も多いはずだ。今回相次いだ機材搬入でなぜ中国が怒らなかったのかが不思議だったが、レッドラインがすでに設定されていたわけだ。正式配備の前提となる環境影響評価が進み始めれば警告が出てくるだろう。
コメント欄でも言及されていたが、反対派は高速道路建設のために粘っているのか?仮にそれと引き換えに正式配備を許すことになれば、せっかく建設した高速道路も無残に破壊されてしまいかねない。中国としては韓国を今のままにしておくつもりはなく、配下の北朝鮮を通じて一掃するのが望ましいと考えているのかもしれない。そのために反対派を動かしたと。ちなみに弾道ミサイルは当然中国も保有している。