韓国から撤退した丸亀製麺コピー店の”自家製麺 丸”がさらに店名を変更したそうだ。看板やメニュー、皿などは入れ替えたものの厨房やスタッフはそのまま居抜き状態だという。ノウハウをプレゼントしたくなければ韓国とは関わらないことだ。
韓国・丸亀製麺“コピー店”さらに店名変更 メニュー流用は是正も製法はコピー 撤退時の課題も
先月、韓国から事業撤退したうどんチェーン「丸亀製麺」の店舗を使って無関係のうどん店が看板だけ変えて“コピー営業”していた問題で、店側が、7日までに店名をさらに変更したことがわかりました。当時のメニュー流用などは是正されましたが、製造方法などはコピーされたままとみられ、日本企業が海外事業から撤退する際の課題も見えてきました。(NNNソウル支局)
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■丸亀製麺跡地で居抜きコピー営業していた「自家製麺 丸」
まず向かったのは、観光客にもなじみの深いソウルの繁華街、明洞(ミョンドン)。私自身も何度か利用したことがあった丸亀製麺・明洞店だった場所です。ただ、閉店したはずの店は営業を続けていて、多くのお客さんが出入りしています。店構えは、どう見ても「丸亀製麺」当時のまま。メニュー、のぼり旗などはそのまま使われ、店の雰囲気もほぼ同じ状態です。ただ、看板だけが「自家製麺 丸」に変わっていました。
そのときは、「別の経営者が正式に事業譲渡されたのだろう」と考えていました。ただ、あまりに酷似した状態で運営されていることに違和感を覚え、念のためトリドールホールディングスに確認をすると――
「今、営業されている店は、弊社として容認したものではありません。現在のオーナーは、弊社とは無関係です」(トリドール広報)
なんと、本家が認めない形での“居抜きコピー営業”だったのです。利用した人によりますと、内装ののれんや、お皿などは「丸亀製麺」のロゴ入りのものが使われていたということです。これは、きちんと是正させなければと考え、カメラで取材を行い、問題を報じることにしました。
店頭の撮影を始めると、すぐに店員が気づいて様子を見ています。しばらくすると今のオーナーだと名乗る若い男性が出てきて、奇妙な釈明を始めました。
「この店は、丸亀製麺とはまったく違うものだ。私が日本に旅行したとき見てやったもので、同じだと言われて、私も今、相当に被害を受けている」(現オーナー)
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9月7日、再度、状況を確認に行くと、2店舗ともにまた名前が変わっていました。明洞店だった場所は、「商内(あきない)製麺」に、弘大(ホンデ)店だった場所は、「ホンデ製麺所」という名前に変更されていたのです。
“コピー営業”だと報じられ「自家製麺 丸」のイメージが傷ついたため、さらに別の屋号にして“リセット”し再スタートしたようです。
明洞店があった場所については、丸亀製麺当時のまま流用されていたのぼり旗やメニュー表は撤去。また、お皿なども無地のものに変更され、トリドール側が求めていた「誤解を避ける店作り」では一定の是正を行ったようです。
■日本企業の海外撤退 浮かび上がる課題も
ただ、しばらく店内の様子や店員の動きを見ていて、あることに気づきました。製麺機や、麺をゆでる機材などは、使い古してあり、おそらく丸亀製麺当時のまま。店員の動きにも、まったく無駄がなく、丸亀製麺当時のスタッフが少なからず、そのまま働いているのではないかと考えられます。
店から出てきた客が、口々に「味が変わっていない」と言っていた理由は、製法なども“忠実にコピー”されていることによる可能性があります。手際よくゆでられ、提供されていくうどん。それを見ながら、戦場で敵の武器などを獲得する「鹵獲(ろかく)」という言葉を思い浮かべずにはいられませんでした。
飲食業、製造業、小売業など問わず蓄積された“ノウハウ”は、日本企業が海外で闘う上で大きな武器になるはずです。今回の一連の取材を通じて、海外での事業展開から撤退するとき、こうしたノウハウをいかに守るかも日本企業に求められる重要な戦略だと改めて感じます。
学びがある! 33
分かりやすい! 42
新しい視点! 11
韓国から撤退する場合は機材も全部破壊せよ
取材をした日テレ特派員も最初は怒る気持ちもあったようだが、終盤では呆れてむしろ日本が対策を強化すべきという風に論調を転換させていた。丸亀製麺はこの様子を見てどう思っているのだろうか?韓国にノウハウをプレゼントした自覚はあるのか?韓国の別の企業がこのノウハウを使って世界展開を始めたらどうする気なのか?色々と疑問が生じる。
コメント欄でもこれは戦争と同じ、撤退する時は徹底的に破壊してからにする鉄則を守れと話している人がいた。米軍が兵器や装甲車など多数を置き去りにしてタリバンにプレゼントしたのが記憶に新しいが、日本人も韓国を戦地と考えて冷徹にならなければいけない。そうでなければ韓国には関わるな。関わったら負け、関係を断ち切ったら勝利だ。