中国で停電が相次いでいるが、石炭の在庫があと2週間分しか残っていないことが分かった。豪州産の石炭を輸入停止した反動はあまりにも大きかった。中国は原始時代に戻ろうとしているのかもしれない。
中国の石炭在庫量、2週間持ちこたえられるかどうか…「工場稼働中断」懸念
9/29(水) 15:20配信 中央日報日本語版
中国の石炭在庫量が向こう2週間持ちこたえられるかどうかの量しか残っていないという分析が公表された。
29日、香港サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)はシノリンク・セキュリティスの分析を引用し、21日基準で中国の主要発電所6カ所の発電用石炭備蓄量は1131万トンで、今後約15日耐えられるかどうかの量だと報じた。
中国当局が定めた規定によると、発電所は現在のようなオフシーズンには20日以上使用できる石炭を備蓄しなければならないが、これを満たすことができていない。特に報告書が基準としている日から8日が過ぎた現在は状況がさらに悪化しているものと推定される。
シノリンクはまた、今月から来年2月にかけて中国で発電用石炭2億2200万~3億4400万トンが足りなくなることが予想されると伝えた。
中国の電力難は石炭発電所の稼動率が落ちたことによって現れた。今年1月から脱炭素強化に伴う石炭供給制限と経済再開に伴う需要増加が重なり、石炭価格が1年前に比べて30%以上上昇し、収益性が悪化した中国発電所が十分に電力を生産することができていない。その上、オーストラリアとの葛藤でオーストラリア産の石炭輸入が禁止された。
これに伴い、市場では「世界の工場」と呼ばれる中国の電力難が「工場稼働中断→供給萎縮→物価上昇」という悪循環の始まりになるのではないかという懸念が高まっている。
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10月の時点でこれでは厳しい冬を越えられない
黒井まだ10月初旬だというのにこの調子では、今年の厳しい冬を乗り切るのはほとんど不可能に近いと言える。去年の年末から年始にかけても停電が相次ぎクリスマスに自家発電などと皮肉られていたが、その光景が再発する可能性が高まっている。