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長野・松本市で起きた犬の虐待事件の続報。多くの犬を劣悪な環境で飼育・虐待した罪で元社長が起訴されたが、刑事告発した動物愛護団体の理事長・杉本彩さんらが検察を訪れ、より罪の重い殺傷罪での立件を申し入れた。
【画像】松本市を訪れた杉本彩さん
タレントで動物愛護団体の理事長を務める杉本彩さん。申し入れの為、弁護士などと共に地検松本支部を訪れた。
劣悪な環境で犬469匹虐待 販売業者の元社長を逮捕・起訴
松本市では犬の販売業者が900匹以上を劣悪な環境で飼育していた問題が発覚。元社長・百瀬耕二被告が逮捕され、犬469匹を衰弱させたとして虐待の罪で起訴されている。(2021年12月に保釈)
杉本さんの団体は業者を刑事告発しているが、影響の大きさからもこの起訴だけでは「不十分」としている。
元社長が無免許で帝王切開…杉本彩さん「殺傷罪に問われるべき」
動物環境・福祉協会 Eva・杉本彩理事長:
到底、許されることではないと思う。虐待罪だけではなく殺傷罪に問われるべきだと思い、追起訴していただけるようにお願いにあがりました
杉本さんたちが特に問題視しているのは、元社長が獣医師の免許がないにも関わらず、帝王切開を繰り返していた点だ。
杉本彩さん「悪魔の所業」 追起訴求め、5万筆余りの署名提出
2022年1月7日、長野地方検察庁松本支部にインターネットで集めた5万筆余りの署名を提出するとともに、より罪の重い殺傷罪での立件を求めた。
動物環境・福祉協会 Eva・杉本彩理事長:
人間の心や感情があったら、到底やれるようなことではない。悪魔の所業としか思えない。国民の感情、国民の常識と乖離しない判決が下るように望んでいる
殺傷罪は5年以下の懲役または500万円以下の罰金。
担当検事は事態の深刻さに理解を示したということだが、検察は「捜査継続中のため、コメントは差し控える」としている。
(長野放送)
長野放送