事故車かと思ったら…実はトリックアート 「思わず二度見」看板会社の「実演広告」に大反響


事故車かと思ったら...実はトリックアート 「思わず二度見」看板会社の「実演広告」に大反響

車の背面に看板が刺さっている――!?(ツイッターアカウント:@HI_GR86さん提供)

【動画】走行する看板の刺さった車

 話題になったのは、駐車場に置かれていた大型車。背面のリアガラスはひび割れ、看板が突き刺さっているように見える。しかしその看板にはこう記されている――「トリックアート看板ならORES」。実際には看板が刺さっておらず、トリックアートだった。

 J-CASTニュースは2022年1月16日、この広告を手掛けたORES(大阪府寝屋川市)に取材した。

■「バズる看板を売りにしてるだけのことはある」SNSで反響

 SNSで注目を集めたのは、ORESの所有する車だ。福元信治代表によれば、2年ほど前から現場調査や材料運搬等、移動の際に利用しているという。トリックアートが描かれたリアガラスの下には、連絡先を掲載し、依頼の相談を呼び掛けている。

 同社は看板や店構えのプロデュースを手掛けており、トリックアートなどを活用した「バズる看板」の制作を売りとしている。実際にこの車のトリックアートが依頼に繋がったことも多いという。

「LINE公式アカウントのQRコードを掲載していて、そこからのお問い合わせや駐車中に直接話しかけられたりで、このトリックアートからの受注だけで500万円は超えています」

 ツイッター上でも13日に、この広告を紹介するツイートが投稿されると、「直接技術を見せつける形の宣伝」「バズる看板を売りにしてるだけのことはある」などと驚く声が寄せられた。発端の投稿は17日17時現在までに、3万リツイート、15万「いいね」を超える反響が広がっている。

 こうした反響を受けて福元代表は、「バズる看板というキャッチフレーズで活動しているので、この上ない実績となると考えており非常に喜んでおります!」と手ごたえを感じている。

トリックアートにはどんな需要が?

 トリックアートの依頼は全体の2割ほどだが、昨今は増加傾向にあるという。いったいどんな需要があるのか。

「お店の外観・看板、店内の壁面、イベントのフォトブースなどの需要がございます。床面にも設置可能ですので、飛び出し防止や進入禁止などの用途にも可能です。お店を目立たせる・ランドマーク化・SNSでバズらせて集客につなげたい!とにかく面白くて目立つものが作りたい!という方にご依頼いただいております」

 現在は、年に20件ほどトリックアートの依頼が寄せられているという。福元さんは、次のように意気込みを語った。

「弊社の看板は性質上、非常に明るくなる・遊び心のある看板になりますので、今回を機にバズる看板を活用してくれる方が増え、社会がもっと明るく楽しくしていきたいと考えています」



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