立てこもり 母の在宅医療めぐりトラブルか 容疑者黙秘


捜査関係者によると、26日に死亡した渡辺容疑者の92歳の母が数年前から鈴木医師のクリニックを受診。在宅医療を受けていた。27日は、渡辺容疑者から呼び出され、鈴木医師や男性理学療法士(41)、30代の男性医療相談員ら計7人が訪れたという。県警は在宅医療をめぐるトラブルが背景にあるとみている。

捜査本部によると、27日午後9時15分ごろ「発砲音があった」などと119番通報があった。警察官らが駆け付けると、住宅前で男性理学療法士が胸を撃たれて倒れていた。重体だという。男性医療相談員も催涙スプレーを吹きかけられて、署に駆け込んだ。目の痛みを訴えた。

渡辺容疑者は医師を人質に立てこもり、捜査員が固定電話を通じ交渉を続けていた。渡辺容疑者は精神的に不安定な様子で、鈴木医師の状況が判然としなかったという。



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