「反マスク」の競馬実況アナが退職「遂には失職してしまった」


「反マスク」の競馬実況アナが退職「遂には失職してしまった」

園田競馬場(初心者太郎 / PIXTA)

竹之上アナは、ツイッターで「反マスク」などの主張を繰り返していた。競馬を開催する兵庫県競馬組合に苦情が寄せられ、2021年夏にはコロナ関連のツイートを自粛。プロダクションから、3日間の「出勤停止」も受けた。

ブログによると、同年12月22日、久しぶりに電車通勤をしたところ、ノーマスク姿を同競馬組合に見とがめられ、プロダクションからも注意されたことで退職を決意したという。主張をとおした末、「遂には失職してしまった」とつづっている。

なお、竹之上アナは「普段マスクは一切しない」としつつも、ファンエリアをおとずれるときや騎手・調教師らを取材するときにはマスクをつけていたという。実況放送中に持論を展開したこともなかったと述べている。

●兵庫県競馬「雇用関係にない」

兵庫県競馬組合によると、2月の実況シフトが入っていないことは把握しており、「薄々予想していた部分もあったが、再び活動自粛する可能性もあったので、プロダクションに辞表を出したと聞いて驚いた」という。

「苦情は寄せられていたので、競馬場の顔ということで、会えば『注意してね』という話はしたが、雇用関係にないので、組合としての要請や処分はしていない」(組合)

竹之上アナは1970年生まれ。競馬実況歴の長さでギネス記録を持つ吉田勝彦アナの弟子にあたり、JRAとの交流重賞やラジオNIKKEI『中央競馬実況中継』の出演などで、地方競馬だけでなく、中央競馬ファンにもなじみがあった。

弁護士ドットコムニュース編集部



Source link