
湯量が減少するなどして休業した七里田温泉の「下湯」=10日、大分県竹田市
全身が泡に包まれる炭酸泉が人気で「ラムネの湯」とも呼ばれる七里田温泉「下湯」(大分県竹田市)が、1月に大分・宮崎両県で震度5強を観測した地震後、泉質が変化して湯量も激減し、休業している。管理会社は原因を調べるためクラウドファンディングで資金を募る考えだ。
管理会社社長大津真二さんによると、下湯の利用は約500年前にさかのぼる。新型コロナ禍前の2019年は、約2万5千人が訪れた。
しかし今年1月の地震後、泉質が変化。手を入れても炭酸の泡がつかず、赤い湯あかが大量に出るようになった。湯量は約1割に減り、36度だった湯温も32度に。1月24日から休業している。