ダウンタウンプラス、芸能界に新たな波を起こすか? 松本人志の独自配信が成功裏に

ダウンタウンの松本人志氏(62)と浜田雅功氏(62)によるインターネット配信サービス「DOWNTOWN+(ダウンタウンプラス)」が、始動からわずか3週間で加入者数50万人を突破し、華々しいスタートを切ったことが明らかになりました。松本氏は都内スタジオからの生配信で、「日本のお笑いがしんどいと聞きまして、私、復活することにしました」と力強く宣言。数十万人の登録者を得て「勝ったりましたわ!」と“勝利宣言”する場面もあり、その影響力は計り知れません。

ダウンタウンの松本人志氏ダウンタウンの松本人志氏

50万人突破!「ダウンタウンプラス」の華々しいスタート

「ダウンタウンプラス」は11月1日に始動し、その日のうちに松本氏が自ら生配信でサービス開始を告げました。加入者数の急増には、本体サービスだけでなく、「U-NEXT」や「ABEMA」、そして11月11日からは「Prime Video」での配信が始まったことが大きく寄与したと見られています。制作会社関係者によると、最新の集計では報道以上の加入者数に達しているとの声も聞かれ、その成功は早くも業界内で確固たるものとなっています。

多様化するコンテンツと業界の注目

「ダウンタウンプラス」では、「漫才インターナショナル」「松本教授の笑いの証明」「Money is Time」「実のない話トーナメント」「7:3トーク」「大喜利GRAND PRIX」といったオリジナル番組が多数配信されています。さらに、松本氏の映画作品に加え、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)のトークパート、そして松本氏が局長を務めた『探偵!ナイトスクープ』(ABCテレビ)の過去回も視聴可能となっています。

元放送作家の鈴木おさむ氏(53)も自身のX(旧Twitter)で、50万人突破のニュースに言及。ダウンタウンが出演する『ガキ使』を同サービス内で配信すれば100万人、さらに年1回の『絶対に笑ってはいけないシリーズ』を実施すれば200万人を達成すると予測しており、業界関係者の間でもこの新しいプラットフォームは大きな注目を集めています。加入者からは「毎日楽しい」「想像以上に面白くて継続する」といった好評の声が多数寄せられています。

新たなビジネスモデルの台頭:第2の「ダウンタウンプラス」の可能性

「ダウンタウンプラス」の動向は、テレビ界や芸能界で大きな関心を集めていました。NetflixやPrime Videoといった既存の配信サービスを利用せず、YouTubeのようなプラットフォームにも頼らず、独自のプラットフォームでコンテンツを配信するという新しいビジネスモデルは、これまでの常識を覆す試みであったためです。約1年10か月の活動休止期間を経て復帰した松本氏、そしてダウンタウンというトップランナーが独自のプラットフォームで成功を収めるかどうかは、芸能界全体にとって重要な指標と見なされていました。

月額1100円を支払ってでも松本氏やダウンタウンのコンテンツを見たいという熱心なファン層が存在し、その数が50万人以上に及んだことは、圧倒的なパワーとコンテンツ発信力を持つタレントであれば、「独自配信サービス」というビジネスモデルが成立することを明確に示しました。これまでは、タレントがテレビ局や配信サービスが制作する番組に出演し、ギャラを得るのが一般的でしたが、今後はマネジメント側とタレント自身が主導し、独自のプラットフォームで動画を配信し、サブスクリプションサービスで収益を上げるという新たな働き方が可能になったと言えるでしょう。

もちろん、これはダウンタウンのような絶大な影響力を持つタレントに限定されるかもしれませんが、芸能界ではすでに「うちも早くやろう」という動きが活発化しており、制作会社と組んでコンテンツ制作に着手しているところも複数あるとされています。来年早々にも「第2の『ダウンタウンプラス』」が誕生すると予測されており、このサービスがエンターテインメント界の新たな潮流の中心にあることは間違いありません。

ダウンタウンは常に日本のエンターテインメント界、特にテレビ界に新しい風を吹き込んできました。「ダウンタウンプラス」の成功は、彼らが再び業界に大きな「うねり」を巻き起こす可能性を示唆しています。


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