プトラーは まほうの大統領令をはなった! しかし うちけされてしまった!
外貨建てロシア国債はいよいよクロス・デフォルトに
6/27(月) 6:03配信 NRI研究員の時事解説
ロシアは大統領令でルーブルでの利払いを正当化
6月23日及び24日に、ドル建てロシア国債が利払い期限を迎えた。その規模は、23日は約2億3,500万ドル、24日は約1億5,900万ドルである。ロシア政府はこれらをルーブル建てで支払い、「支払い義務は果たされた」と主張している。しかし、いずれも支払い猶予期間後にデリバティブ(金融派生商品)市場を監督する業界団体、EMEA(欧州・中東・アフリカ)クレジット・デリバティブ決定委員会(CDDC)によってデフォルト(債務不履行)と認定される可能性が高いだろう。猶予期間はそれぞれ30日、15日だ。
米財務省は、米国の銀行が米国の投資家に対してロシア国債の償還・利払いの業務を行うことを認める特例措置を5月25日に失効させた。そのため、ロシア政府は、米国の投資家に対して、ドル建てロシア国債の利払いをドルで行うことができなくなったのである。
その後5月27日にロシア政府はドル建て債で7,125万ドル、ユーロ建て債で2,650万ユーロの利払い期限を迎えた。ロシア財務省は同国の連邦証券保管振替機関(NSD)に外貨資金を移管したとしているが、この米財務省の特例措置失効によりこれより先の手続きは進まなかったと見られ、30日の猶予期間が終了する6月末頃にデフォルトと認定されると考えられる。
今回の6月23、24日の利払い期限では、ロシア政府はルーブルでの支払いを行った。前日の22日にロシア大統領府は、国債のデフォルト回避策として、「外貨建てロシア国債の債務は外貨建て債務の価値と同等額のルーブルで履行された場合、適切に履行されたと見なされる」とする大統領令を成立させ、プーチン大統領が署名した。法令によると、為替レートは支払い日におけるロシア国内の為替市場のレートに基づいて算出されるという。
ただし、この大統領令はロシア国外では有効なものではない。もともと契約に定められていないルーブルの支払いによって、債務返済が履行されたとは認められない。
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学びがある! 7
分かりやすい! 19
新しい視点! 7
ワトソン君ロシア国外では無効なんですね(笑)
今まで西側の仕組みを利用してきたくせに
黒井当たり前の話だよな。まさかロシア陰謀論者はこんな苦しいプトラーの言い分を鵜呑みにしてたのか知らないが、デフォルトはデフォルトだ。デフォルトになるかどうかはロシアが決めるのではなく、クレジットデリバティブ委員会が決める。
ワトソン君そういう委員会が独自にあるのが、面白いです。
黒井そうでなければロシアみたいな独裁国家が勝手にデフォルトの定義を決めかねないよな。SWIFTにせよクレジットデリバティブ委員会にせよ、西側がこうだと決めた枠組みをロシアも今まで利用してきたじゃないか。
ワトソン君確かに!それなのに、今になって約束を破ったんですね。
黒井そういうこと。ロシアが喧嘩腰なら西側にも考えがあるね。
ワトソン君ネットユーザーの反応です!
・お金を借りてる側が一方的に宣言しても、ただの踏み倒しだと思います
・分かりやすい記事です。ルーブル建てのロシア国債も、キチンと利払いはされてるんですか?
・ロシアは今後何十年も資本市場に復帰できなくなります
・ロシアの国債を持つこと自体が、間違ってます
・決済機関も制裁されてるので、ルーブル建ても利払いができません
黒井マジで?NSDを欧州が制裁したとさっき書かれていたが、ルーブルの支払いも不可能になった?
ワトソン君ホントかは分からないですけど、ロシアは金融自体が無理になったのでは?
黒井続報を待ちたいところだ。ひとまず外貨建てのデフォルトは確定だから、その影響を見るとしよう。
ワトソン君ロシアの皆さん、このままだと敗北です!早く撤退して下さい!さようなら!