ブリンケン米国務長官(AP)
【ワシントン=蒔田一彦】米国のブリンケン国務長官は19日、韓国の朴振(パクチン)外相と電話で会談した。米国務省によるとブリンケン氏は、韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領が15日に行った「光復節」演説で日本との関係改善に意欲を示したことに感謝を表明した。
ブリンケン氏は、尹氏が「朝鮮半島の完全な非核化を確実にする取り組み」に言及したことにも謝意を示した。両氏は「台湾海峡を含むインド太平洋地域の安定を維持するために連携することの重要性」について意見を交わした。
国務省は19日、ダニエル・クリテンブリンク国務次官補(東アジア・太平洋担当)が22~27日の日程で、モンゴルと韓国を訪問すると発表した。韓国側と北朝鮮対応などを協議するほか、「日米韓3か国の協力の重要性も強調する」という。