ロシアが和平交渉打診、狙いは時間稼ぎ ウクライナ高官


ロシアが和平交渉打診、狙いは時間稼ぎ ウクライナ高官

ウクライナのミハイロ・ポドリャク大統領府顧問。トルコ・イスタンブールで行われたロシアとの停戦交渉後に(2022年3月29日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

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 ポドリャク氏は、ロシア側は交渉中の「戦況の固定化と占領地域の現状維持」を望んでいると分析。「(ロシア側は)さまざまな仲裁者を通じて打診してくる」と述べたが、具体的な仲裁者には言及しなかった。ウクライナは現在、ロシアと断交している。

 トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領はこれまでに数回、仲裁役を務める用意があると語っている。エルドアン氏は8月初めにロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領と会談する一方、19日には半年ぶりにウクライナを訪問している。

 ポドリャク氏によると、ウクライナ側の見解は、ロシア側は実は真剣な和平交渉を望んでおらず、新たな攻勢に備えて自軍に「作戦上の小休止」を取らせようとしているというものだ

 ウクライナはロシア占領地について、交渉による解決を一切拒否。今回の侵攻でロシアに占領された領土だけでなく、東部の親ロシア派武装勢力に占領された領土と、2014年にロシアに併合されたクリミア(Crimea)半島の完全奪還を目指している。

 ポドリャク氏は「他のすべてのシナリオは、戦いの新局面の前に危険な小休止を与えるだけだ」とし、「ウクライナ国民は必要な限り抵抗を続ける」と述べた。

「これは存亡をかけた戦いであり、他に解決策はない。戦いを断念することは、ウクライナ国家だけでなく、全国民の破滅をも意味する」

 ロシアによるウクライナ侵攻開始から24日で半年となる。侵攻開始後、間もない時期に最初の和平交渉が行われたが、具体的な成果はもたらされなかった。【翻訳編集】 AFPBB News



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