パーソナルトレーナーのブリタニー・ノエル。
パーソナルトレーナーのブリタニー・ノエルによると、「デッド・バグ」は最高の腹筋運動の1つだという。
多くの人が腹筋運動を間違って行っており、それがケガの原因になっているとノエルは話す。
「シットアップ」はほとんどの人が間違った方法で行っているので、よくない腹筋運動の1つだと彼女は話している。
腹筋運動はジムも器具も必要ない、どこでもできる便利なエクササイズだ。しかし、パーソナルトレーナーのブリタニー・ノエル(Brittany Noelle)によると、人々は腹筋運動を効果的でない方法で行ったり、一般的に効果の低いワークアウトを選択する傾向があるという。
ノエルは、「腹筋運動を間違って行ってしまうと、体の他の部分に不必要な負担がかかって、最終的にケガをしてしまう可能性がある」とInsiderに話している。
「シットアップ」(寝た姿勢から起き上がる腹筋運動)は腹筋を鍛えるトレーニングの中で最もケガをしやすく、非効率的なものの1つであり、腹筋を鍛えるには「サイドプランク」や「デッドバグ」のようなトレーニングの方が適しているとノエルは話している。
5位「シットアップ」は正しいフォームで行わないとケガの原因になる
腹筋を鍛えるためにシットアップは勧めないとノエルは言う。というのも、このトレーニングを行う人の多くが正しいフォームで行っていないからだ。彼女のクライアントがしがちな一番の間違いは、腹筋ではなく股関節の筋肉群を使い過ぎてしまうことで、この動きが腰に影響して背中の痛みを引き起こしてしまうという。
シットアップは背骨や首にも負担をかけ、腹筋を鍛える代わりに体のさまざまな部位に不要なストレスも与えてしまう。
シットアップを正しく行うには、まず体重を支えられるものの下に足を固定し、両手を胸の前に置く。そして、上側の腹筋に力を入れたまま下側の腹筋を使って、肋骨をヘソに近づけるような気持ちで背中を地面から浮かせる。背中が丸まっていないことを確認して、できるだけ背中を高く上げたら、今度は椎骨を一つ一つ、転がすようにゆっくりと元の姿勢に戻るようにしよう。