米国立公園で鉄砲水、行方不明ハイカーの遺体発見


米国立公園で鉄砲水、行方不明ハイカーの遺体発見

米ユタ州南西部のザイオン国立公園で行方不明になったハイカーの遺体が発見された

国立公園局の報道資料によると、アリゾナ州ツーソン在住のジェタル・アグニホトリさんは同公園の砂岩の崖「コート・オブ・ザ・パトリアーチズ」近くのバージン川で死亡しているのが22日発見された。

アグニホトリさんは19日夕方に行方不明になった。同日豪雨に見舞われたナローズ地域では鉄砲水が発生し、国立公園局によるとシナワバ神殿の近くで複数のハイカーが急流に足をすくわれたとの報告があった。

数回の救助活動が行われた後、19日午後までに行方不明のハイカー全員が発見され、数百メートル下流に流された1人を含む全員の無事が確認されたと公園当局者は述べた。しかし同日夕になって、アグニホトリさんが行方不明になったことが報告された。

公園当局者によると、アグニホトリさんは数日後にナローズの南約10キロで発見された。ワシントン郡保安官事務所がザイオン国立公園のレンジャーと検視官とともに死因を調査中だ。

アグニホトリさんの捜索活動には複数の機関から170人以上が加わり、4日間かけて公園全体を捜索した。急流対応の訓練を受けた救助隊員と捜索犬はバージン川の端に沿って公園の内外を捜した。

公園管理事務所によると、捜索中は「季節風の雨が何度か降り、バージン川の流量はピーク時に毎秒31立方メートル以上に増した」という。救助隊が捜索を終了したときの流量は毎秒約1.4立方メートルだった。



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