右からも圧力…侵攻長期化でプーチン氏にかかる重圧辞める軍人を支える団体は実は“監獄”だった【報道1930】


右からも圧力…侵攻長期化でプーチン氏にかかる重圧辞める軍人を支える団体は実は“監獄”だった【報道1930】

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■「軍をやめたい人を支援する施設がありますが、実は逃げようとした軍人の監獄」

ロシア・第56親衛空挺襲撃隊 パベル・フィラティエフさん
「若者が国のためだと信じていたことが、実際には我々を利用して操っている政権のためだった。」

と言って、彼は空港のトイレでロシアが発行した自分のパスポートを細切れに破り、便器に捨てた。そして言う・・・。

「ロシアが好きで、ロシア人すべてが好きです。しかしプーチンや今の政権はロシアではありません。プーチン、くそくらえだ。」

除隊を希望するロシア兵は後を絶たない。それに対しロシアはある団体を設立して精神的にも支援する態勢を整えたという。しかしそこの実態は全く別のものだった。

ロシア兵人権保護NGO タバロフ代表
「1か月の戦場での軍務が終わりローテーションで交代要員、休暇要員になると多くの軍人が配置を離れ、契約を破棄して軍を辞めています。こうした流れが既に大規模になり国防省は神経を尖らせています。(中略)ルハンシク人民共和国のブリャンカには軍をやめたい人を支援する『軍人心理支援センター』がありますが、実はロシアに逃げようとした軍人の監獄でした。そこで兵士たちは心を入れ替えて前線に戻るよう肉体的にも精神的にも圧力を加えられました。ロシアに戻れた人もいますが、戻れなかったり行方が分からなくなったりする人もいます。」

総動員ができない現状、ロシア兵は絶対数が足りないといわれる。軍としては一人も逃がしたくない。だが、はじめから士気が高くない兵士たちは、すでに限界に達していた。前出の亡命希望のフィラティエフさんは手記に記している。“勇気を振り絞って戦闘態勢に入れという司令官の目も怖気づいていた。軍隊の大多数はそこで起きていることに不満を持ち、政府の指揮に不満を持ち、プーチンの政策に不満を持ち、軍隊にも入っていなかった国防大臣に不満を持っている”と。 



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