[ニューデリー 8日 ロイター] – インドと中国の軍隊は2年にわたって対峙してきたヒマラヤ西部の係争地コグラ・ホットスプリングスから離脱し始めたと発表した。
中国の習近平国家主席とインドのモディ首相はウズベキスタンで来週開催される会議に出席する予定。
中印両軍は国境での平和維持に資するよう、協調的かつ「計画的」に撤退が行われていると説明した。
インドの国防筋は8日、「にらみ合いは終わった」とし「実効支配線をより平穏なものにするための最初の一歩だ」と述べた。
中国国防省も8日、双方の軍隊が歩調を合わせながら計画的に撤退を開始したと発表した。
「これは国境地帯の平和と安定の維持に寄与する」と表明した。
インドと中国の国境は3800キロメートルが未確定となっている。2020年6月にラダック地方のガルワン地区でインド軍と中国軍が衝突して以来、両国の軍高官の間で16回の会合が開かれている。
この衝突では少なくとも20人のインド兵と4人の中国兵が死亡し、両国の緊張が急激に高まった。