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台湾メディアは「ウクライナで使用されているSwitchbladeを参考に台湾企業が独自の徘徊型弾薬を完成させた」と報じており、既に東南アジアの国からの受注も舞い込んでいるらしい。
ミリタリー規格ではなく安価な商用規格の部品を使用している可能性を疑いたくなるが、戦術や運用を工夫することで十分通用するだろう
台湾に拠点を置くJC Techが短期間で完成させた徘徊型弾薬「Flyingfish」には3つのサイズがあり、中型サイズのFlyingfish200(重量2.2kg/滞空性能10km)はSwitchblade300に相当するスペックで、メディアの取材に応じた同社の鄭社長は「Flyingfish200の価格は3,000ドル以下なので大量に配備することができ、敵が台湾沿岸地域に接近すれば非対称戦における強力な攻撃手段になるだろう」と述べている。
Switchblade300の米軍調達コストは1機あたり59,300ドル(2022年度実績)なので同等のスペックを備えるFlyingfish200は非常に安価だ。ミリタリー規格ではなく安価な商用規格の部品を使用している可能性を疑いたくなるが、ウクライナでも戦術や運用を工夫することで商用規格のドローンが十分な効果を発揮しているためFlyingfishもその辺りを狙っているのかもしれない。
台湾は無人機の開発や軍事利用に積極的で、国家中山科学研究院(中科院/NCSIST)は小型UAV「紅雀」シリーズ、イスラエル製ヘロンに似た構成の中型UAV「銳鳶」シリーズ、イスラエル製ハーピーに似た構成の徘徊型弾薬「劍翔」も実用化して国防軍に納入しており、MQ-9に匹敵する騰雲II型も間もなく量産に移行する予定だ。
つまり台湾の防衛産業界は「無人機開発の土台となる技術や開発ノウハウを十分蓄積している」と考えられ、これが「Switchbladeを参考に直ぐ独自の徘徊型弾薬を開発できた要因」なのかもしれないが、鄭社長は「10月に東南アジアの国とFlyingfishの供給契約を結ぶ予定だ」とも明かしており、既に海外から受注が舞い込んでいることにも驚かされてしまう。
台湾製UCAV「騰雲II型」が順調にテストを消化、2023年に量産開始
※アイキャッチ画像の出典:AeroVironment Switchblade600
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