ウクライナでの紛争を協議する安保理会合で話すロシアのラブロフ外相=22日
(CNN) ロシアのラブロフ外相は22日、国連安全保障理事会のウクライナに関する会合で欧米の非難を退け、ウクライナが国際法に違反していると主張した。
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ラブロフ氏はウクライナ軍が「平和なドンバス市民」に対して「違法」な攻撃を行ったと主張。また、ウクライナのゼレンスキー大統領と「キーウ(キエフ)政権」が「人種差別的」で「反ロシア的」な動機による攻撃を行っていると非難した。
ラブロフ氏はまた、ゼレンスキー氏が先月のインタビューで「ロシア嫌い」な発言をし、それがウクライナのロシア占領地域に住む人々にとって、ロシア編入を問う住民投票を行う動機になったと主張した。
ラブロフ氏は西側諸国がウクライナに武器を供給する「皮肉な」方法を非難し、「この策は西側が紛争に直接関与することを意味し、紛争の当事者にするものだ」と述べた。
また、西側諸国がウクライナに武器を供給する主な動機は「犠牲者や破壊があるにもかかわらず、できるだけ長く戦闘を引き延ばしてロシアを消耗させ弱体化させるためだ 」とも主張した。
ラブロフ氏は演説の最後に国際刑事裁判所(ICC)の正当性を否定し、さらに「今日私が述べたことはすべて『特別軍事作戦』の実施が不可避であったことを裏付けている」と述べた。