「ステーキのように切られていった」残酷な実状伝えたウクライナの韓国人義勇兵


「ステーキのように切られていった」残酷な実状伝えたウクライナの韓国人義勇兵

資料写真[Pixabay]

最近ロシアのプーチン大統領の動員令でウクライナ侵攻が激しくなる中でスウェーデンメディアが韓国籍だと名乗るウクライナ国際義勇兵について報道した。

スウェーデンのテレビ局TV4は26日、ウクライナ軍とともに参戦している韓国籍の義勇兵カン某さんの参戦の話にスポットを当てた。カンさんは英語で記者の質問に答えながら戦争の実状を伝えた。

爆撃による負傷で片足にギブスをしたカンさんは「ウクライナのためプーチンに対抗し戦うことを決心し参戦した。いまはウクライナの友人が多い。良い人たちだ」と話し始めた。太もももの5~6カ所が破片などで裂け治療を受けている。

彼は参戦の実状を問う記者の質問に、「昼も夜も(ロシアの)ドローンが飛んできて爆撃する。同僚が(爆撃により)腕を失うのを2回も見た。足を失った友人も、即死した友人もいる。目の前ですべてのものがチョップステーキのように切られていった」と状況を描写した。続けて「(爆撃により)私たちが過ごしていた所があっという間に消えたりもした」と付け加えた。野良犬が犠牲者の遺体を追う残酷な状況にも言及した。

ただカンさんは参戦に対し後悔はしていないと、「(ウクライナのために戦う)私の任務が良い」と明らかにした。

彼は「私たちに向けた(ロシアの)爆撃は構わない。だが市民に攻撃してはならないと考える。われわれは真の戦士であり、『戦争の番人』であり、命をかけて戦う」と強調した。

6月21日に外交部が明らかにしたところによると、ウクライナに無断入国して戦争に参戦する韓国国籍の義勇兵は4~5人程度とされる。17日にはロシア国防省がウクライナ軍に加担した韓国人4人が死亡したという発表が出たりもしたが、これは事実ではないという。

一方、ウクライナは2月から旅行警報第4段階の「旅行禁止」地域に指定されている。旅券法により韓国人が韓国政府の例外的旅券使用許可を受けずにウクライナに無断で入国する場合には刑事処罰の対象になる。これに伴い、国際義勇軍として参戦し帰国した元海軍特殊戦団大尉のイ・グン氏は旅券法違反容疑で警察の取り調べを受けた後、在宅で送検された状態だ。



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