米戦争研究所は72時間以内のリマン陥落を予想、ウクライナ軍はクリリフカ解放に成功

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米戦争研究所は「72時間以内のリマン陥落」を予想しているものの既にウクライナ軍の一部がリマン市郊外に到達、さらにクピャンスク方面でもクリリフカ解放に成功しており、東部戦線の反撃は信じられないほど順調に推移している。

ロシアではハルキウ州に続くリマン方面での敗北に批判的な声が登場、ウクライナ領のロシア連邦編入を祝っている状態ではない

ウクライナ軍の一部がリマン市郊外に到達したことが視覚的に裏付けられ、戦争研究所も72時間以内にウクライナ軍がリマンを占領する可能性があると指摘している。さらに興味深いのはクレミンナ郊外でも爆発音が確認されたという報告でリマン~クレミンナを結ぶルートだけでなくクレミンナ自体にもウクライナ軍が接近しているのかもしれない。

米戦争研究所は72時間以内のリマン陥落を予想、ウクライナ軍はクリリフカ解放に成功

出典:Google Map 東部戦線の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

クピャンスク方面でもクリリフカを解放したことが視覚的に確認されており、ハルキウ州北東部でもオスキル川の対岸に確固たる足場を築きつつある。この方面の反撃は露領ベルゴロドとルハンシク州を結ぶ兵站ルートの遮断が目的なので、東進してスバトボか幹線道路を物理的に遮断できればロシア軍は困ったことになるだろう。

因みにロシアではハルキウ州に続くリマン方面(ドネツク州)での敗北に批判的な声が出てきており、ドネツク、ルガンスク、ザポリージャ、ヘルソンのロシア連邦編入を祝っている状態ではない。

露独立系メディアのMediazonaは「ウクライナ軍の反撃はイジューム解放後、リマン解放を意図していたのは明白なのにロシア軍は阻止することが出来なかった。これはもうロシア軍とウクライナ軍が対等に争っている証拠で軍事的戦略全体の失敗を意味している」と指摘、イゴール・ガーキン氏も「なぜロシア軍はリマンからの撤退ルート確保に必要な戦力を投入しないのか?撤退が成功すれば比較的小さな戦術的敗北で済むが、撤退が失敗すればウクライナ軍が喜ぶだけだ」とロシア軍の対応を批判している。

結局のところハルキウ州で始まった一連の反撃からロシア軍がずるずると後退を余儀なくされているのは、ヘルソンでの反撃に備え東部戦線から相当量の戦力をウクライナ南部に移動させてしまった点や、予想していなかったハルキウ州や東部での反撃が始まっても東部戦線に戦力の再移動を行わなかった点が大きな影響を及ぼしており、ロシア軍は「東部反撃は南部反撃の陽動であってほしい」という願望から抜け出す事が出来なかったのかもしれない。

米戦争研究所は72時間以内のリマン陥落を予想、ウクライナ軍はクリリフカ解放に成功

出典:Google Map バフムート周辺の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

他にもHIMARSの攻撃でヘルソン方面に回した戦力の引き抜きが難しい、ウクライナ軍の反撃がオスキル川で止まる=動員された兵士で防衛ラインを固める時間があると考えていた、プーチン大統領がヘルソン保持を要求していたため戦力の引き抜きが出来なかったなどが考えられるが、ドネツク州制圧という政治的要求で戦力を消耗するだけの攻勢=バフムート攻略を一旦中止していればリマン方面の状況も幾分か違っていただろう。

リシチャンシクの陥落後に本格化したバフムートを巡る戦いはロシア軍が前進を見せているものの、一方的に有利な高地で粘るウクライナ軍陣地を突破できないため犠牲だけが積み上がっており、イジュームを失ったロシア軍にとってバフムートの戦術的な価値は小さく、軍事的戦略の立て直しや戦線整理を行わないと動員した兵士が無駄にすり潰されるだけかもしれないが、ウクライナ軍にとっては方針が定まらず右往左往してくれている方が都合がいい。

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※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України

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