ロシア南部ベルゴロドの変電所で、ウクライナ軍の攻撃によって発生した火災。ベルゴロド州のビャチェスラフ・グラトコフ知事のテレグラムアカウントより(2022年10月14日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ウクライナと国境を接するロシア南部ベルゴロド(Belgorod)州のビャチェスラフ・グラトコフ(Vyacheslav Gladkov)知事は14日、州都ベルゴロドの変電所がウクライナ軍による攻撃を受け、火災が発生したと発表した。
【写真】ロシア・ベルゴロドの街並み
グラトコフ氏はメッセージアプリのテレグラム(Telegram)に、変電所で「ベルゴロドに対する攻撃後、火災が発生した」と投稿。予備システムを作動させ、電力を復旧させるまで「最大4時間」かかると説明した。同市の人口33万人のうち何人が停電の影響を受けているかは明らかにしなかった。
同州ではウクライナ軍による攻撃が相次いでいるが、ベルゴロドが攻撃を受けることはまれだった。SNSに投稿された映像には、攻撃の瞬間と、炎上する施設が捉えられている。
グラトコフ氏によると、火災は午後10時(日本時間15日午前2時)ごろに鎮火された。これとは別に鉄道線路がウクライナ軍のミサイル攻撃を受け、電線が損傷し、鉄道の運行が数時間にわたり停止したという。
ロシアは先週、国境を接する同国の領土でウクライナ軍による砲撃やミサイル攻撃が増加していると批判していた。【翻訳編集】 AFPBB News