ロシアのウクライナ国境に近い都市ベルゴロド近郊の軍演習場で15日、乱射事件があり、ロシア国防省によると11人が死亡、15人が負傷した。
現場はウクライナに侵攻するロシア軍の拠点で、射撃訓練中だったという。
国防省は「テロ事件」と発表。容疑者2人は旧ソ連構成国の一つの国籍で、直後に射殺されたと明らかにした。独立系メディアは、プーチン大統領の命令で動員された予備役が集められていたと伝えた。近隣州から訓練に来た義勇兵が死亡したという情報もある。
ベルゴロドは、ウクライナ北東部の第2の都市ハリコフまで約80キロ。9月にロシア軍がハリコフ州から撤退後も、ロシア側がウクライナ軍の仕業と指摘する砲撃や、石油施設の火災などがあり、比較的緊張が高まっていた。