ノルウェーで相次ぐ不審ドローン、首相が「外国情報機関」関与を非難


ノルウェーで相次ぐ不審ドローン、首相が「外国情報機関」関与を非難

ノルウェー・ベルゲンの空港の管制塔(2022年10月19日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

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 ノルウェー警察は同日、元ロシア鉄道(Russian Railway)社長でウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領の盟友とされるウラジーミル・ヤクーニン(Vladimir Yakunin)氏の息子を、戦略上重要な北極圏のスバルバル(Svalbard)諸島で違法にドローンを飛ばした容疑で逮捕したと発表していた。

 アンドレイ・ヤクーニン(Andrei Yakunin)容疑者(47)は、ノルウェー北部ハンメルフェスト(Hammerfest)で17日に逮捕され、容疑を認めたという。

 北極圏でロシアと国境を接するノルウェーで、ここ数日間にドローンを違法に飛ばしたり制限区域で写真を撮影したりして逮捕されたロシア人は、ヤクーニン容疑者で7人目。

 19日には第2の都市ベルゲン(Bergen)の空港付近でドローンが目撃され、滑走路が一時閉鎖された。ストーレ首相は、「外国の情報機関がノルウェーの空港上空でドローンを飛ばすことは、当然容認できない」と国営テレビNRKに語った。

 ノルウェーは他の西側諸国と同様に、ロシアのウクライナ侵攻を受けてロシア機による領空通過を禁止した。ドローンも禁止対象で、違反者には3年以下の禁錮刑が適用される。

 国内ではここ数週間、不審なドローンの飛行が相次いで目撃されている。

 バルト海(Baltic Sea)を経由してロシアから欧州に天然ガスを輸送する海底パイプライン「ノルドストリーム(Nord Stream)」で破壊工作とみられる爆発が起きたことを念頭に、ノルウェー政府は戦略的価値の高いインフラ設備、特に石油・ガスの洋上プラットフォーム周辺の警備を一段と強化している。【翻訳編集】 AFPBB News



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