海外市場での存在感を高めるインド、テジャスMK.2に16ヶ国が関心を示す

[ad_1]

インドが開発を進めているテジャスMK.2に「16ヶ国が関心を示している」と報じられており、同プログラムマネージャを務めるラオ氏は「将来の海外需要に対応していくため新たなサプライヤーの開拓が既に始まっている」と述べている。

何ヶ国がMK.2採用を採用するかはまだ未知数、ただMK.1の開発に40年近く掛かっていた頃のインドと比べれば雲泥の差

インド空軍はテジャスMK.2に採用される新技術を部分的に採用したMK.1Aを83機(単座73機+複座10機/2024年に引き渡し開始)発注、さらに本命のMK.2も空軍が10個飛行隊分(160機以上)の調達を約束、2028年頃の引き渡しに向けて開発作業が進んでいるのだが、インド最大の武器見本市「DefExpo2022」でMK.2プログラムのマネージャを務めるラオ氏は「MK.2に16ヶ国が関心を示している。政府の強力な後押しを受けて将来の海外需要に対応するため新たなサプライヤーの開拓が始まっている」と明かした。

YouTube video

MK.1を再設計したテジャスMK.2は全長の延長とカナード翼追加で失速特性と燃費を改善、S字ダクトやステルスコーティングの採用で正面方向のレーダー波反射率を抑制、推進力と燃費が改善されたF414INS6(最大推力IN20/85kN→INS6/98kN)、国産AESAレーダー、デジタルレーダー警告受信機、電子妨害ポッドなどが統合され、ステルス無人戦闘機「Warrior(ウォーリア)」とのチーミングにも対応する予定だ。

ここままで未完成のMK.2に関心が集まるのはMK.1が完全作戦能力を獲得した点、MK.1Aのプロトタイプも完成して開発作業も順調な点、ウクライナ侵攻でロシア製戦闘機の入手が困難になった点など複数の要因が影響している思うが、既に将来の海外需要を見越して新たなサプライヤーの開拓も進めており、ラオ氏は「MK.1AとMK.2を合わせた戦闘機の年間供給数を24機以上に引き上げる」と明かしているのも興味深い。

海外市場での存在感を高めるインド、テジャスMK.2に16ヶ国が関心を示す

出典:Venkat Mangudi / CC BY-SA 2.0 テジャスMK.1

関心を示している国の中からMK.2を採用する国が何ヶ国登場するかはまだ未知数だが、テジャスMK.1の開発に40年近く掛かっていた頃のインドと比べれば雲泥の差で、着実に海外市場での存在感を高めている証だろう。

因みにテジャスMK.2のプロトタイプは2023年末までにロールアウト(初飛行は2024年)、2027年末までに全ての開発作業を終える予定だ。

武器輸出を推進するインド、アルメニアから多連装ロケットシステムを受注
量産化に向けて順調なテジャスMK.1A、プロトタイプが初飛行に成功

 

※アイキャッチ画像の出典:Dipjyotimitra14 / CC BY-SA 4.0 テジャスMK.2の完成イメージ

[ad_2]

Source link