10月29日、ロシア国防省は、英海軍の関係者が先月、ロシア産天然ガスをドイツに送る海底パイプライン「ノルドストリーム1」と「ノルドスリーム2」を爆破したとの見解を示した。写真はノルドスリーム2から漏れ出たガスが海水面に浮上する様子。9月撮影。デンマーク国防省提供(2022年 ロイター)
[ロンドン 29日 ロイター] – ロシア国防省は29日、英海軍の関係者が先月、ロシア産天然ガスをドイツに送る海底パイプライン「ノルドストリーム1」と「ノルドスリーム2」を爆破したとの見解を示した。
これに対し、英政府は虚偽の情報だと反論。ロシア軍のウクライナでの失敗から注意をそらす狙いがあると主張している。
ロシア政府は英国がパイプライン爆破に関与した証拠を示さず、「入手した情報によると、英海軍部隊の代表が今年9月26日のバルト海でのテロ攻撃の計画・準備・実行に参加し、ノルドストリーム1とノルドスリーム2を爆破した」と表明した。
スウェーデンとデンマークは、ノルドストリーム1とノルドスリーム2の4カ所のガス漏れについて、爆発が原因と断定したが、誰が爆発に関与したかは明らかにしていない。