
ノルウェー軍のF16戦闘機(2018年10月30日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】北大西洋条約機構(NATO)加盟国ノルウェーの国防省は4日、同じくNATO加盟国のルーマニアに中古のF16戦闘機32機を3億8800万ユーロ(約563億円)で売却すると発表した。
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ロシアのウクライナ侵攻を受け、ルーマニアは老朽化した旧ソ連で開発されたミグ21(MiG21)戦闘機を置き換える必要に迫られている。
ノルウェー国防省はF16について、改修を施した上で2023~24年に引き渡すとしている。契約には予備部品の販売、メンテナンス、技術者の訓練も含まれている。
ビョルン・アーリル・グラム(Bjorn Arild Gram)国防相は「NATO同盟国の空軍を強化するという観点から重要な貢献となるだろう」として、F16の改修を行うノルウェーの防衛産業の利益にもなると述べた。
ノルウェーは今年、第5世代のステルス戦闘機F35の導入に伴い、1980年代に購入したF16戦闘機64機を退役させていた。【翻訳編集】 AFPBB News